自衛隊設立の経緯~そして自衛隊~-1
日本国内に駐屯していたアメリカ軍を、朝鮮戦争に動員した場合の
〝留守になった日本の防衛〟
の為に設立されたのが警察予備隊ですが、名前こそ〝警察〟と呼んでいるものの、実態は〝軍隊〟でした。
まぁ、警察予備隊に召集された人員の多くは
〝大日本帝國軍の生き残り (・∀・)v〟
でしたし、共産主義国からの侵攻に対して、日本を防衛するのが役割ですので、ある程度の武装をするのは当然でしょう。
ただ、指揮権は軍人でない、いわゆる〝文民〟が握り、太平洋戦争の時のような〝軍の暴走〟を止める配慮はされていました。
警察予備隊の設立と同時期に、日本の海上の治安を維持する〝海上警備隊〟も設立されましたが、こちらは大日本帝國海軍の残存部隊が、そのまま再編されたものです。
朝鮮戦争はその後こう着状態に陥り、とりあえず1952年に戦闘は中断されましたが、北緯38度線で両軍がにらみ合う形で、現在も戦争は〝終結〟したわけではありません。
そんな状態ですからアメリカも、
「朝鮮戦争のカタがついたから、もう警察予備隊や海上警備隊は要らないよ~ (・0・)b」
とは言わず、普段は自国の災害救助や防衛を任せておき、イザとなったら〝動員〟できる
〝軍隊みたいな組織 ( ̄~ ̄;)〟
を日本が持ち続ける事を望んだようです。
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